やっぱり分裂か??

ビットコインの状況を整理

最近ビットコインは分裂してしまうの??、ソフトとかハードとかBIPとか・・・なんだかよく分からないと言う方も多いと思いますので、今日は初心者の方にも分かりやすく解説していきます。

送金遅延や手数料の高騰が!!

まずは、ビットコインの問題点ですが、これは「スケーラビリティ問題」と呼ばれています。

ビットコインの取引が増えたために送金の遅延や手数料の高騰が起きている問題です。

もともと、ビットコインのメリットは国内でも海外でも関係なく、殆ど手数料もかからずに瞬時に送金ができることだったんです。

それが、取引量が増えたことで変わってしまいました。

なぜそうなってしまったのか??

ビットコインブロックチェーンのブロックは、ひとつ当たり1MBの容量しかありません。このブロックに10分間の取引履歴を全て記録していく訳ですが、取引が増え続け1MBでは収まらなくなってしまったんです。

 

このブロックに収まらなかった取引は次のブロックに回されればいいんですが、マイナーたちは手数料の高いものから処理をしていくようになり、手数料の安いものは放置されるという現象が起きています。

この結果、送金に何日も掛かったり、最悪戻ってきてしまうなんてことも起きているようです。

これではビットコインの魅力ってなくなってしまいますよね。

解決策はソフトフォーク??ハードフォーク??

単純に考えて記録するデータを小さくするかブロックを大きくすれば解決します。

データを小さくする方法が「Segwit(BIP141)」「BIP148(UASF)」と呼ばれる方式で、ソフトフォークです。

一方のブロックを大きくする方法が「Segwit2x」や以前話題になった「Bitcoin Unlimited」で、こちらはハードフォークです。

もう少し誤解のないように補足しますと、ソフトフォークは従来のものと互換性のあるバージョンアップのこと、ハードフォークは従来のものと互換性のないバージョンアップのことです。

いずれの方法でもマイナーたちの少なくても過半数(過半数では安定しませんが)が賛同して、それぞれの方式でマイニングを始めないとアクティベート(有効化)されませんので、マイナーの意向に左右されます。

開発者グループ Vs マイナーグループ

対立する利害

開発グループは「Segwit(BIP141)」を支持しています。「BIP148(UASF)」については容認しています。

一方で多くのマイナーは「Segwit2x」を支持しています。現状では87.6%のマイナーが賛成しています。

ビットコインの理念を守る

開発グループは一部のマイナーたちが力を持ちすぎることに懸念を持っています。なぜなら一部の人間が力を持ち続けると中央集権になるからです。

現実にビットコインのマイニングは寡占化が進んでいます。

マイニングのシェア分布 ⇒ こちら

昔は個人でも参加できたのですが、今は規模の大きいところでないとマイニングできなくなってしまっています。

ASIC BOOSTはアンフェア??

そこで問題になっているのが、「ASIC BOOST」です。

また、新しい言葉が出てきましたけど、これはマイニング作業を効率よくできる技術です。技術的なことはよく分かりませんが、ちょっと「ズル」ができるチートのようなものです。

この技術によって一部のマイナーたちが有利にマイニングできています。

これをやめさせ、誰でも公平にマイニングできるようにしたいのが開発グループの思いです。

誰でも公平にマイニングに参加できてこそ、本当の分散化システムが構築されるからです。

その為にSegwitの実装を目指しています。

利益重視のマイナー

一方でマイナーたちはデータを小さくすることには反対で、ブロックを大きくしたいのです。

データの容量を小さくすると手数料が下がってしまうので、マイナーの収入が減ってしまうのと、「Segwit」を実装すると「ASIC BOOST」を使えなくなってしまうからです。

NO.1マイナー AntPool

「ASIC BOOST」はBITMAIN社が特許を保有しており、BITMAIN社はマイニングシェアNO.1のAntPoolの親会社です。ただ、AntPoolは「ASIC BOOST」は使用していないと言っているようですが・・・

マイナーグループの反対によって今までSegwitが実現せずに、ビットコインは問題を抱えながらの迷走がずーっと続いていました。

Segwitだけでは認めない

そこで新たに出てきた案が「Segwit2x」です。

これはデータを小さくして、その後ブロックも大きくするという2段構えをワンセットにした方式で、ニューヨークで合意したことからNY Agreementと呼ばれています。

マイナーグループの主張ははブロックの拡大なしにデータの圧縮はなしとの考えです。

つまりブロックを2MBに拡大することとSegwitはセットなんです。

時系列に並べてみる

なんだかいろいろな言葉が出てきたり、分かり辛いかもしれませんので、時系列で並べてみます。

まず最初に動き出したのが、開発者グループの提案した「Segwit(BIP141)」です。

これは、マイナーたちの95%が賛成しないとアクティベートされないシステムで、現在40~45%程の賛成しかないのでアクティベートは不可能と言われています。

Segwitを強制させる

そこで考え出されたのがBIP148と呼ばれる方式でUASF(ユーザーによるソフトフォーク)です。

これはフラッグディ方式と言って、定まった日に一斉にアクティベートしてしまう強引なやり方で、今回は8/1を実施日にしています。

つまり、「Segwit(BIP141)」は賛成が40~45%しか集まらなかったので、8/1以降はSegwitでマイニングしていないものは全て無効にしてしまい、強制的にSegwitさせる方式です。

BIP148の詳しい内容は ⇒ こちら

一時はこのBIP148がかなり支持を集め、やっとこれで収まるかと思っていたのですが、それに待ったをかけるように出てきたのがマイナーグループの支持する「Segwit2x」です。

この方式はマイナーたちの87.6%もの支持を集めていますし、多数の取引所も賛同の意向を示していますので、実施をすればアクティベートされる可能性が高いです。(80%でアクティベートされる)

マイナーたちは7/14 Segwit2xのソフトウェアをリリースさせ、8/1以前に Segwit2xをアクティベートさせたい思惑があります。

これが実現するとSegwitは実装されますので、「BIP148(UASF)」は実施する意味がなくなってしまいます。

もともと、「BIP148(UASF)」はSegwitの実装がゴールだったので・・・

Segwitの次はハードフォーク

一方の「 Segwit2x」はSegwitがゴールではありません。

その先の2MBハードフォークがゴールです。

そうそう、ブロックを大きくする話です。

実際にはソフトウェアがリリースされないと分かりませんが、2MBハードフォークはSegwitがアクティベートされた日から3か月後にされる予定と言われています。

遂にビットコイン分裂か??

80%の賛同で性急に進めることができるのか?

ビットコイン分裂は必至なのではないか?

開発グループが反対する中で実行して、今後支援が受けれなくなって技術的に問題ないのか?

ウォレットや取引所の対応が間にあうのか?

などの懸念があります。

いずれにしても、これからビットコインの動向に目が離せません。

8/1遂に分裂決定!!

遂にマイナーグループの暴君?Jihan氏が動きました!!

新しい通貨BitcoinCashを誕生させるようです・・・

詳細は ⇒ こちら