ハードフォークはできない

昨日「ビットコインの分裂は避けられない状況か」との記事を書いたばかりですが、新しい動きがあったのでお伝えします。

AntPoolに次ぐマイニング第2位のF2PoolのWang Chun氏がTwitterでつぶやきました。

その内容は「Bitcoin can’t fork and won’t fork」というものでした。

もうお分かりだと思いますが、一応訳すと「ビットコインはフォーク出来ないし、フォークしないと」いう意味です。

このF2PoolのWang氏の発言は非常に重いです。ハードフォークを実施し、Unlimitedを安定的に運営していくにはかなりのハッシュパワーが必要です。これはAntPoolだけでは決してできるものではなく、他のマイニングたちも同じ思いを持っていなければ実現できません。そんな中でのF2Poolの発言ですから、これはAntiPool以外のマイニングたちの大方の考え方を代弁しているのだと思います。

bitFlyerが声明を発表

今まで静観していた日本最大のビットコイン取引所のbitFlyerが正式に声明を出しました。

それも前回声明を出したCoincheckやZaifを始めとする取引所20社の声明とは違い、「ハードフォーク等により、複数のブロックチェーンが共存し続ける事態に は強く反対します。」と気持ちいいぐらいに、 はっきりと反対をしています。

原文は こちら

前回の取引所20社の共同声明はハードフォークに対して反対とは言っていなかったのに対し、今回の声明は明確にしかも強く反対しています。

更にbitFlyreの声明は一取引所の声明とは重みが違います。なぜかと言うと、bitFlyer の代表取締役 加納 裕三氏は 「日本ブロックチェーン協会」の代表理事でもあるからです。

これは要するに日本のビトコインコミュニティはハードフォークに反対ですよと言っていることと一緒です。日本は取引所におけるビットコインの取引で世界の48%をしめているビットコイン先進国です。その日本が反対の意思を表明したわけです。

これで分裂騒動は収束に向かうと思いますが、今回 bitFlyer はもうひとつ明確に声明を出しました。

 

bitFlyerのお客様に対するお約束

当社としては結果的にハードフォークが発生した場合を鑑み、お客様に以下の事項 をお約束いたします。

●お客様の資産は守られます。BU によるハードフォークが発生した場合、ハードフォ ーク前にビットコインを保有されていたお客様はハードフォーク後に同数の BCC と BU を保有することになります。

● ただしハードフォークの前後に、ビットコインを使った決済、ビットコインの預入 および送付等の取引を受け付けない期間を一定期間設ける可能性があります。

● 当社においてはハードフォークを機に懸念されるリプレイ攻撃は対策可能です。す でに対策の準備を進めております。

● BU に対する分析・研究を継続し、お客様のリスクを最小限に抑制する努力を続けま す。

との声明も出しました。

前回の投稿でハードフォークへの対策として、取引所からビットコインを引き上げることと書きましたが、bitFlyerでは大丈夫のようです。おそらく国内の大手の取引所はこれに追随して同じような対応を取ると思われますので、気になる方は問合せしてみてください。

私がアカウントを開設している国内のある有名な取引所に問合せしたところ、「まだ明確なお答えをすることができません。」との頼りない回答でしたが・・・

なんか、bitFlyerの宣伝のようになってしまいましたが決して回し者ではありません(笑)

ただ、今回の声明がはっきりと反対と打ち出し、まるで遠山の金さんのような見事なお裁き(お裁きではないですが)で気持ち良かったので書きました。

Segwitが採用??

ビットコインの分裂が回避されてもそのままだと、そもそものスケーラビリティ問題が解決しません。

(スケーラビリティ問題が分からない方は こちら

ハードフォークされなくなりBITCOINの分裂がなくなったとしたら、今まで議論されていた開発者グループの唱えていたsegwit方式で進めることになるのでしょうか??

分裂が回避されることは個人的には嬉しいのですが、スケーラビリティ問題が先送りされるのはビットコイン自体の信頼を下げますのでよろしいことではないように思います。

私としてはsegwit方式が採用され、ビットコインの信頼感が上がりもっともっと価格が上がることを期待しています。